東北地方太平洋沖地震で甚大な被害を受けた宮城県亘理町（わたりちょう）から『避難所での女性用更衣室がほしい。』という要請が、ＮＰＯ法人「つみっ庫くらぶ」を通じて小野市にあり、市が平成２１年度に購入していた「木製組立式簡易寝室２セット」を送りました。

　この「木製組立式簡易寝室」は、木製ブロックを組み立てることによって、１セットで１２人分（６室２段）のプライバシーが確保できる安心の空間となるもので、今回は更衣室として使用される予定です。

　市では、これまでからＮＰＯ法人「つみっ庫くらぶ」（西尾裕之代表）の協力を得て、この簡易寝室を防災訓練や防災教育の際などに組み立て、避難所等でのプライバシー確保の重要性を啓発しています。

　１セット分の搬送並びに現地での組み立て指導は、３月２６日（土曜日）夜に出発した同ＮＰＯ法人がボランティアで行っていただいたほか、市は残り１セット分の現地までの搬送を行いました。
　市の搬送分は、３月３０日（水曜日）朝には届く予定で、この支援物資により、避難所の環境が少しでも向上することを期待しています。